旅のチェックリスト

筆者が旅に出る際に確認する項目をまとめた。

事前の準備

  • 渡航ビザ: 必要な場合もあるので事前に確かめよう。
  • ESTA(アメリカの場合): どんな理由であれUSに入国する場合申請する必要がある。大抵すぐ承認されるが、遅くとも出発の72時間前に済ませるべきである。
  • 宿: 好みに応じてホテルでもAirBnBなどで民泊を予約しても。後者はキッチンが用意されているところもある。
  • 交通手段: 電車は大抵の場合当日で大丈夫だが、もちろん船舶や航空機の場合は予約が必須である。
  • 冷蔵庫の整理: 日持ちしないものは消費してしまおう。

携帯するもの

  • 財布: 財布は現金やカードを収納する。リスク回避の観点から財布は省きセキュリティポーチで代用することもできる。
  • : 自宅を施錠、および帰りに解錠するのに必要である。こちらもリスク回避のため、自宅の鍵のみを持っていくという選択もある。
  • 交通系ICカード: 空港や港に向かったり、コンビニで買い物したりする際に便利である。
  • 保険証(国内の場合): 怪我や病気などになった場合、ないと損する。
  • クレジットカード: 紛失した場合無効化できる。
  • 腕時計 時間を気にするならあったほうがよいだろう。
  • 装飾品 首掛けバードコールやブレスレットなど。省略可

一般

汎用性が高いため、これらはまとめて一つの袋などに入れておくと有用である。

  • ビニール袋: ゴミや細々とした物をまとめるために、2枚程度は用意したい。
  • マイクロファイバークロス: レンズやメガネなどの光学機器を使う場合必須である。
  • 非常食 質量・体積あたりのカロリー密度が高いものを100kcal*日数くらい用意しておくと、いざという時の体力の回復に役立つ。
  • インスタント食品 カップ麺やスープなどは熱湯を要求するが、食味とカロリー密度において優れている。特に海外に行く際、一つは用意しておくと心も暖まる。宿泊場所にキッチンがあるがスーパーは遠いといった場合、袋麺なども選択肢になり、荷物の圧縮につながる。

国内で入手しやすいものの質量とカロリーを比較すると以下のようになる。

名前 質量(g) カロリー(kcal) 質量比
inゼリー スーパーエネルギー 120 200 1.67
大粒ラムネ 41 153 3.73
カップヌードル カレー 87 422 4.85
カロリーメイト 80 400 5.0

ゼリーは液体として扱われ、国際線には手荷物として持ち込めないので注意が必要である。

  • 酔い止め: 乗り物酔いする体質の場合
  • サプリメント: 旅先でバランスのいい食事ができるとは限らないのでマルチビタミンは確保したい。また、疲労対策としてアミノ酸サプリメントもあるとよい。小分けにする場合は怪しまれないよう気を付けたい。
  • ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、洗顔料など 機内に持ち込めるよう、小さい容器に入れ密封可能な袋にまとめておく。もし宿泊先にあるという確証がある場合は省いても良い。
  • 固体石鹸: もし上記のいずれかを切らした場合のバックアップになる。液体枠を圧迫しないため持っておいて損はない。
  • 剃刀: 除去すべき体毛がある場合用意すべきである。
  • ネックライト: 街灯がなく真っ暗闇になるところもあり、安全を確保する上で重要だ。
  • 爪切り: 爪が伸びすぎると危険かつ不衛生である。1週間を超える滞在の場合は爪切りは必須である。
  • 日焼け止め: 低緯度地域に向かう場合、紫外線から体を守るために用意したい。
  • ポケットティッシュ
  • : 袋でもいいしハンカチでもいい。
  • 絆創膏: 大きめのものが3枚程度あると安心だ。
  • 櫛・ヘアブラシ
  • 新聞紙などの薄い紙: 靴が濡れた際に乾かすのに使える。

衣類

行き先の気候に合わせたものを用意する。

  • 下着
  • 靴下
  • シャツ
  • 手袋
  • 洗濯可能な衣類ケース

電子・電気製品

電気製品は一つの袋にまとめておくと、手荷物検査を迅速に進められる。

  • イヤホン・ヘッドホン: 移動中に音楽を楽しみたい場合。音漏れしにくく、遮音性が高いものを選びたい。国際線では機内エンターテイメントのためにイヤホンが配布される場合もあるが、音質は極めて劣悪だ。
  • 撮影機材: 旅の思い出を残す一つの手段だ。
    • カメラボディ: 割となんでもよい。レンズを交換する隙を晒したくない場合は複数持って行こう。
    • 広角レンズ: 風景、建築、料理や集合写真など、トリミングする前提で幅広く応用できる。大は小を兼ねるとはこのことだ。
    • 超望遠ズーム: 150-600mmなど。2kg程度で取り回しがよく、野鳥や動物の撮影に適する。
    • 高倍率ズームレンズ: 画質・明るさにこだわらないなら、18-300mmなどの高倍率ズームレンズの一本だけでもよい。多くはAPS-C向けで、風景から、野鳥などの撮影まで使える画角を持つ。
    • 三脚: 夜景、自撮り、動画のいずれかを撮る予定なら三脚は欲しい。いざという時は武器にもなる
    • カメラのバッテリーの充電器: 写真のみなら大抵数日は持つが、それ以上の場合は充電器を用意しておくと安心だ。
    • カメラの予備バッテリー
  • カメラとPCを接続するためのケーブルやハブ
  • ラップトップPC: 現地で撮った写真を取り込んで編集、投稿するという一連の流れを実現する上であると望ましい。
  • USB充電器: タップに5V出力が付いたようなものは変換プラグとのシナジーがある。
  • スマートフォンを充電するためのケーブル
  • モバイルバッテリー: 携帯端末のバッテリー切れは避けたい。航空機を使う場合、こちらは預けることができないので要注意。

国外の場合

  • ボールペン: 税関申告書や出入国カードの記入に必要となる。機内で取り出せるようにしておこう。
  • SIMカードを二枚挿しできるスマートフォン: SIMカードの入れ替えは紛失のリスクが伴う。二枚挿入できるスマートフォンを持って行こう。 
  • 旅券(パスポート): 言わずもがな。
  • 海外キャッシングのできるカード: 大量の現金を事前に用意するのはコストやリスクの観点からあまりよろしくなく、通貨によってはそもそも事前に用意できないケースもある。現地で現金を得る手段として確保しておきたい。
  • 変換プラグ: 行き先によっては必要となる。
  • 現金: 最低限、現地の通貨をあらかじめ用意しておきたい。それが難しい場合、現地で両替できるようなものを代わりに持って行こう(メキシコペソなら米ドルなど)。

娯楽

荷物に余裕があるなら、いずれかを持っていくのも一興だ。

  • 携帯用ゲーム機: 移動中の暇潰しになる。
  • トランプ、花札、サイコロなど: 筆者とは無縁だが、複数人での旅なら一つの楽しみとなりうる。
  • DJコントローラ: もし知人同士で自動車に乗り、運転しないということであれば車内が盛り上がること間違いなしだ。
  • MIDIキーボード: 旅先の雰囲気を音楽として残したいなら是非とも用意したい。25鍵など小さいものでもあるとないとでは大違いだ。

出発の直前に(国外の場合)

  • 日本食は食べたか? 長旅の前に日本の食べ物を体に蓄えておきたい。和食やラーメンなどはもちろんだが、見落としがちなのは洋食(オムライスなどの日本料理)だ。
  • 風呂に入ったか? 日本から北米までの距離を渡る際、ほぼ一日風呂に入らずに過ごすことになる。しかも浴室は日本よりも簡素な場合がほとんどなので、出発する直前に入念に体を洗おう。

余録

いかがだろうか?今回ダラスへと向かう機内で執筆していたが、ネックライトと新聞紙を忘れていたことに気づいた。次回はこのリストを見返して気をつけると同時に、読者にもチェックリストの作成をおすすめしたい。